2012年10月30日火曜日

【田老訪問レポート】作り手さんとの交流~品質管理や現状把握のため~(2012年10月24,25日)


1024日と25日に、関東のプロジェクトメンバーが田老へ訪問してきました。
今回の主な目的は、「作り手さんたちの品質管理のための講習と、現状把握や情報共有」でした。

たろうベビーハンモックを発足しようと去年の年末に立ち上がってから、今回で7回目の訪問となりました。
「たろうベビーハンモック」は現在、岩手県宮古市田老地区の作り手さんと関東に住むプロジェクトメンバーと連結して、運営・販売を行っています。
4月から販売を開始し、その後田老地区の作り手さんには、田老の町に住む作り手さんと仮設住宅に住む作り手さんの中から1名ずつリーダーを立ててもらい、
作り手さんのリーダーと東京のメンバーとのやり取りを行っております。
しかし、実際に現地でお話していないと、お互いに運営の部分で確認しきれない所もあります。
ですから、今回の訪問も大変貴重な機会となりました。

2日間、今後の販売促進方法や、品質管理の手順や生産用の糸の管理方法など、田老地区の作り手さんたちから前向きな意見が飛び交いました。


私達の訪問日の週末に「田老グリーンピア三陸みやこ体育館」で『ふれあいフェスタ』が開催されました。
地域で活動する団体として、たろうベビーハンモックを紹介するため、
ハンモックってこんなにいいんだというのを伝えられる見せ方を作り手さん自身で検討していました。
作られていく工程を見せたり、プチ体験できたり、使い方を教えたり、それが販売に繋がれたいいなと。
何よりも人と触れ合えるブースにしていけたらいいという意志が伝わってきました。
その『ふれあいフェスタ』のレポートは後日お送りします。


今回の訪問の際に、宮古・山田・岩泉・田野畑エリアの被災地情報発信マガジン「こころ通信」の記者の方とお話する機会もありました。
震災後から取材と続けている方から田老の現状を詳しく伺うことが出来、私達東京に住むメンバーにとって、大変参考になりました。
「こころ通信」blog http://kokorotsushin.net/

また、作り手さんの一人には、『明日に向かって』という田老の広報誌を発行している「田老元気なまちづくりプロジェクト実行委員会」の方もいらっしゃいました。
今後、「たろうベビーハンモック」を田老の人の心を結びつける活動として紹介したい、とのお話をいただきました。
『明日に向かって』第4号 http://www.careintjp.org/file/20120326152153892.pdf

活動内容が広く伝わり、「たろうベビーハンモック」が、もっともっとベビーに届きますように。
長い文章ご一読ありがとうございます。

訪問レポート:山本忠道、伊藤万菜美